情報の精度
その昔、インターネットに初めて触れた1999年。
検索をかけても、情報は限られていて。
Youtubeもなく映像を手に入れる事は、簡単ではなかった。
10年くらい前は、検索すれば多くの情報が出てきて。
「京都 おいしい店」のような安易な検索ワードでも
食べる事にこだわりのある、個人のサイトに簡単に行き会えて。
便利な情報化社会を楽しんでいた。
それが、今となっては…
「京都 おいしい店」では、有用なサイトにはまずヒットしない。
飲食店サイトやらまとめサイトのような、有象無象に埋め尽くされて。
「おいしい店」ではなく。
「食いしん坊・1番美味しい・ここが1番」などにワードをひねり。
それに加えて「Blog」という文字も付け加えてやらない事にはみつからない。
知りたい事があっても、まずは適切な検索ワードを入力できなければ
必要な情報に行き当たる事も簡単ではなくなってしまっていて。
情報量は多いんだけど…
便利なようで、そうでもないような。
またこれからの10年で。
こうやってネットの中でも時代が変わっていくのかなぁ…と。
たまに、ぼんやり考えたりする。
来てみんさい、広島へ 4 <山陽本線の車窓から>
こういう風景を眺めに、カメラ片手にぶらりと電車に乗ってみるのも
なかなか良い休日かも知れない。
"いつもと違う"、は。
ちょっとしたワクワクに満ちている。
(前後略)
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こんなにも変わったのに、こんなにも何も変わらない
今朝は、夢の中で。
亡くなる数ヶ月前に一緒に待ち合わせて、ごはんを食べに行った事を
回想していた。
(ああ、これからはこの時の事を何度も思い出すんだろうな…)
って、1つ1つそこでの会話を思い浮かべていたんだけれど。
目が覚めたら。
そんな素敵で平和な思い出は、存在していなかった事に気がついた。
(前後略)
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「写真のあなたが見せる顔」
うちに依頼が来るお客さんは、モデルさんなどではなく。
むしろ「写真は撮られ慣れてなくて…」という方が、圧倒的多数で。
そんな普通の方達だからこそ、些細な変化を一緒に作り出していく事に
余計にワクワクするのかもしれない。
自らの目線で計算尽くされた、"自撮り"とはまた違う。
他人目線の美しさというものは、覗き込んだ鏡の中には映らない。
(前後略)
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「写真が楽しくなかった頃」
相手に何かを伝えたい、っていう気持ちも無くて。
うわぁ…!っていう、自分のキラキラした想いも無くて。
ただ空っぽの、悪くは無い何か、があるだけだった。