みきけいこのフォトーク!

写真と、日々のあれやこれやのよしなしごと

【写真】牛田教会での、ちいさな結婚式 その6

さて、いよいよ式も終わりに近づいてきた。 再びお父様の演奏で、賛美歌を唱和。 ご夫婦ふたりで一緒に歌詞を眺める姿が微笑ましくて、 こっそりとパチリ。 神父さんに祝祷をいただいて… 皆に見守られながら、退場していく姿… そうして、無事に挙式は終了。 …

【写真】牛田教会での、ちいさな結婚式 その5

誓いの儀式の次は、「賛美」。 式次第を見た時から「賛美」とはいったい何をするんだろう…謎だ、と思っていたら。 若いご親族からの歌のプレゼントだった。 とても初々しくて、かわいらしいおふたりだ。 向かいで見ている新郎新婦も笑顔になっている。 その…

【写真】牛田教会での、ちいさな結婚式 その4

結婚式のハイライトといえば、指輪交換のシーンだろう。 絶対に撮り逃してはいけない場面だが…緊張していると普段は簡単にできることでも、妙に手間取ったりすることがある。指輪がなかなかスムーズにはまらなかったおかげで。 こんな風にアップシーンを撮る…

【写真】牛田教会での、ちいさな結婚式 その3

新郎新婦が入場すると、お父様の演奏で賛美歌の唱和が始まった。 日本人でも耳に馴染みにある「いつくしみ深い」のメロディと歌詞が場内にゆるやかに響き渡り… 他人であるこちらも、なんだか胸が一杯になってくる。 本物の神父様が読まれる聖書を拝聴して… …

【写真】牛田教会での、ちいさな結婚式 その2

さて、ご挨拶の時間は過ぎ… いよいよ新郎が花嫁を迎えに行く。 そして新郎の先導で教会へ… 式場内ではご親族の方達が、今か今かと待ち構えていらっしゃった。 音楽教師だったお父様のピアノの音色で入場されるということで、 お父様はピアノ前で柔らかな笑み…

【写真】牛田教会での、ちいさな結婚式 その1

「心をとろかす魔法の言葉」の続きになります。 今回の撮影のご依頼を下さったのは、新郎様。 ご親族に囲まれての挙式を、かしこまらない自然体な雰囲気で… そんなご希望だったので。 挙式が始まる前、双方のご親族が顔合わせをされていたり… 新郎がお祝いの…

【写真】心をとろかす魔法の言葉 その3

不安と自信のなさから、お断りも考えた挙式当日撮影。 しかし撮影環境的には、可能であると判断してお引き受けすることに決め… それをお伝えするメールに返ってきたのが。 タイトルにもした「心をとろかす魔法の言葉」だったのだ。 「家族全員みきさんのポー…

【写真】心をとろかす魔法の言葉 その2

メニューや撮影経験に、あえて記載をしていなかったにも関わらず 突然やってきた「結婚式の撮影をしたい」というご依頼。 正直、返答を迷った。 自分に、お客様に満足していただける写真を撮れるのかどうか… 挙式当日の撮影の経験がないので、自信がなかった…

【写真】心をとろかす魔法の言葉 その1

出張撮影という仕事をしているにも関わらず、結婚式当日の写真は基本的には受けていなかった。 理由は… ストロボは使用せず自然光での撮影なので、式場のように暗めの室内の撮影では対応できない可能性があること。また段取りに精通したウエディング専門のカ…

【写真】語りかけてくる手を見つめて

昔から、手の写真というのが割合に好きだ。 そのせいか、以前に撮影に行かせていただいた結婚式でも… 無意識に手元の写真をあれこれ撮っていたことに、後で現像している時に気がついた。 ブーケを支え持つ新婦の、わずかな緊張を湛えた薄いレースの手袋に包…

【撮影】安佐南区のアントレ整体院

広島市安佐南区川内にある、アントレ整体院へ撮影に行かせていただきましたので どんな写真を撮ったのかと一緒に、整体院のご紹介をさせていただきます。 ブラインドで外からは見えないけれど、光はしっかり入る気持ちの良い施術室。 まずは問診でしっかり身…

写真とは、過去と未来を結ぶもの その3

母方の祖父はカメラ好きで、初孫である自分は幼い頃から ことある毎に写真を撮ってもらっていた。 幼稚園や小学生の頃は祖父の家に行くと、何冊もある自分の名前を 冠したアルバムを繰り返し眺めたものだ。 ひとりでじっくり眺めることもあれば、写真を見な…

写真とは、過去と未来を結ぶもの その2

3歳前後の思い出は。 毎晩ぬいぐるみを抱いて眠るのに、朝起きたら腕の中ではなく 布団の上に移動しているのがとても不思議だった。 一緒に寝ていた祖父に「なんで外に出とるん?」と尋ねたら、 たぶん適当なことを言われたのだろう。 何だか釈然としなかっ…

写真とは、過去と未来を結ぶもの その1

周りの人の話を聞くに。 どうやら自分は幼い頃の出来事をよく覚えている方らしい。 振り返って、1番古い記憶は2歳の頃だろうか。 家の駐車場で砂遊びをした後で、バケツをそのまま放置していたら。 仕事から帰ってきた父の車に轢かれて割れてしまい、 悲しく…

大人が写真を撮るとき その4

「大人が写真を撮るとき」シリーズとして掲載している、 今回のこの宮島フォトツアー。 お祖母様の米寿のお祝いということ以外にも、もうひとつリクエストがあった。 それが「年をとってしまった愛犬を、今のうちにたっぷり撮影して欲しい」 というもので。 …

大人が写真を撮るとき その3

家族写真といえば、まず確実にリクエストされるのが集合写真なのだけれど… ぶっちゃけるならば、そんなに得意な方ではない。 というか、何カットかを連写で撮って数十枚のストックがあっても。 ほぼ必ず誰かが目を瞑っていたり、カメラのレンズ以外を 見てい…

大人が写真を撮るとき その2

大人は、写真を撮られる機会が少ない。 さらには撮られること自体を好まない人も多い。 だけれども、この撮影の中でお客様もおっしゃられていたのだけれど。 人間いつでも「今日がこれからの人生の中で1番若い」のである。 であるからには、写真を撮るのであ…

大人が写真を撮るとき その1

最初にご依頼を伺った時に「素敵だな、羨ましいな」と思った。 自分には訪れなかった幸福の形は、いつでも眩しい。 「祖母の米寿のお祝いに身内で集まるので、宮島で撮影をお願いしたい」、これはそういうご依頼だった。 少し我が家の話をさせてもらうと。か…

【告知】6/23人物撮影のワークショップを開催します

6/23-24に開催予定の写真展で、人物撮影のワークショップをやることになりました!題して「皆で妄想アヤコの会」です。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*「皆で妄想アヤコの会」日程:6/23 10:00~11:00(※終…

記憶の小道、愛の行方(仮題)

普段の納品はデータでしかしないのだけれど、先日これまで撮影したものをまとめてプリントしてみたら。 データとプリントでは全く味わいが違う、という当たり前のことを痛感させられて…これをこれまで撮った人たちに届けたい気持ちになったのだ。 もちろんご…

ロマンティックと浪漫の違い

これだけ世界中に存在が浸透しているのだから、人々の概念が寄り集まって実体化してもいいのでは…等と考えてしまうのだ。 しかし彼女のロマンティックと比べてしまうと、自分の思考は何かが違う。 というか、こうだったら面白いのに…という成分を含む妄想は…

流行を捨てた大人

そんな生活が当たり前になってからやっと「ああ、学生の間はずっと努力をしていたのだな…」と知った。 努力はしていたけれど苦労はしていなかったので、すぐにはそうと気づけなかったのだ。 またそれらに楽しさを感じていない訳でもなかったので、むしろそれ…

流行を知らない子供

その存在に明確に気がついたのは小学6年生の時、修学旅行に行くバスの中で「イントロクイズ」をやった時だ。 自分が聞いたこともない音楽を皆が知っており、流れる曲を聴いては次々にタイトルを当てていく。 そして知っているのが当たり前だというのだ。 衝…

天使の名を持つ、癒しの緑

パワーストーン業界では優しく穏やかなエネルギーを持つ癒しの石と言われていて、深い安心感を与え心を落ち着かせてくれるそうだ。 それは緑という色の持つ効果かもしれない。この白の入り交じる濃緑の石を眺めていると、たしかにその色の深さと等しい穏やか…

神秘的で美しいコンニャクを愛でる

ラブラドライトは比較的地味な見た目で、色といい模様といいまるでコンニャクのような石なのだけれど…角度によってラブラドレッセンスと呼ばれる色の付いた輝きを放つことでその地味さが吹っ飛ばされている。 とても神秘的で美しい、コンニャクなのだ。 (一…

子供の撮影とは、待ち続けること

延々と砂場でドングリを埋めることに夢中になる2人、全く顔を上げる気配がない…。 必死で話しかけても顔を上げてくれることはほぼなく、 それどころか「お姉さんのドングリはありません」 という残念なお知らせを告げられるという。 そうか、ないのか…。 (…

子供の撮影とは、自由さを見守ること

こういう時の女の子の愛らしさは、何とも言えないものがある。 双子ちゃんながら、その性格は異なるようで。彼女の方は走り回るよりも歌と踊りが好きなようだ。 歌いながら身体を動かす姿はしなやかで。一緒に踊りだしたくなる気持ちを押さえつつ、シャッタ…

子供の撮影とは、走り回ること

小さなお子さんの撮影は、もう本当にこれだと思う。 とにかく走る、走り回っている。後ろから追いかけても、顔は写らない。だからとにかく走って走って回り込むのが、カメラマンの仕事だ。 (一部抜粋)************* 詳細はこちらから、どうぞ!↓↓↓↓↓ note.…

撮影のお手伝いをした時の話

大体「出来ない出来ない、無理だ不安だ…」と言っていては、いつまで経っても出来るようにはならない。 だから「出来るかも…」と思うならば「やります!」と宣言して、必要な知識を身につけて実際に出来るようになってしまえばいいのだ。 (一部抜粋)*******…

母にとっての、その時間は

母のことは好きではあるけれど…それ以上に反発もしていたし嫌な思い出は沢山あった。それがやっと少し和らいだのは、母の死の数年前頃からで。母を亡くして色々考え出すまでは…子供時代の記憶というのは、母に対しての怒りというものに密接に結びついていた…